タイトル通り GitHub Actions で動かしている ruby の CI が homebrew 関係で失敗していたのでなおした話です。

最初の失敗

https://github.com/ruby/actions/runs/455232229?check_suite_focus=true#step:12:447 のように snapshot のテストが失敗したのが最初でした。

Error: gmp 6.1.2_2 is already installed
To upgrade to 6.2.0, run `brew upgrade gmp`.

のメッセージをみて、ログの上の方も見たり、ちょっと考えたりした結果、 先に実行している brew updatebrew upgrade (今は brew update 相当も自動で実行される) に変えれば良いとわかったので、 変更しました。

ruby/ruby の方にも反映

ruby/actions の snapshot の CI は ruby/ruby の方の CI 設定が元になっているので、 ruby/ruby の方も同様に変更しました。

ブランチでも失敗

ruby_2_7 ブランチにバックポートコミットが入って、 macOS の CI が動いたら失敗していたので、 ブランチメンテナの naruse さん に master の方の修正コミットを伝えたところ、 バックポートされて ruby_2_7 ブランチの方でも macOS の brew のエラーはなおりました。 (ubuntu-latest のテストが失敗していて、コミット自体の CI ステータスはバツですが、それはまた別の話)

感想

brew を普段から使っているので、直し方はすぐに気づいて、修正自体は簡単でしたが、 影響範囲が思ったより広かった (ブランチにも影響するとは最初は気づいていなかった) ので、 簡単そうに見えても現実は大変なことも多いなと思いました。

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Kazuhiro NISHIYAMA

Ruby のコミッターとかやってます。 フルスタックエンジニア(って何?)かもしれません。 About znzに主なアカウントをまとめました。

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