Docker Hub は rate limit がさらに厳しくなるらしい という話があって、 mirror.gcr.io を使うと良いという話があったので、その設定をしました。
参考
- Docker Hub のレート制限を受けないように mirror.gcr.io を使う | blog.monophile.net
- colima の How to customize Docker config (e.g., adding insecure registries or registry mirrors)?
- キャッシュに保存された Docker Hub イメージの pull
動作確認バージョン
- colima version 0.8.1
- docker client: v28.0.0
- docker server: v27.4.0
colima で設定確認
まず etc/docker/daemon.json を編集して docker.service を restart して反映しました。
json=$(colima ssh cat /etc/docker/daemon.json | jq '.["registry-mirrors"] |= (.+["https://mirror.gcr.io"] | unique)') sh -c 'echo "$json" | colima ssh sudo tee /etc/docker/daemon.json'
colima ssh sudo systemctl restart docker
参考にしたブログに書いてあった方法で動作確認しました。
colima ssh で入って以下のように tcpdump を開いた状態で、 他の端末から docker pull などをして通信が発生しているのを確認しました。
sudo apt update
sudo apt install tcpdump
tcpdump -nni eth0 host ${ホスト側で ping -c1 mirror.gcr.io で調べたIPアドレス}
Google Cloud のドキュメントにある docker system info の確認方法でも以下の内容を確認できました。
Registry Mirrors:
https://mirror.gcr.io/
colima の設定保存
colima stop して colima start しなおすと元に戻っていたので調べてみると、 FAQ に書いてあるように colima start --edit または colima template で docker: に設定を書く必要があったので、 以下のように変更しました。
- docker: {}
+ docker:
+ registry-mirrors:
+ - https://mirror.gcr.io
colima start --edit は編集が終わったらすぐに起動しました。 変更した内容は ~/.config/colima/default/colima.yaml に残っていました。 XDG_CONFIG_HOME を設定していなければ、デフォルトの ~/.colima/default/colima.yaml に残るはずです。
colima template はデフォルトのテンプレートの変更のようで、 変更を保存すると ~/.config/colima/_templates/default.yaml が作成されました。 これがあると colima delete した後などの新規作成時にも反映されるようになりました。
他の環境に設定
VPS などの他の環境は /etc/docker/daemon.json があったりなかったりしたので、 手で設定していきました。
まとめ
Docker Hub の Rate Limit の対策として mirror.gcr.io の設定をしました。
colima のように自動的に設定が戻ってしまう環境もあるようなので、 再起動しても反映されたままかの確認までしておいた方が良さそうです。