RubyKaigi 2018 の3日目に参加したので、 そのメモです。

発表資料へのリンクは るびまのRubyKaigi 2018 直前特集号 が RubyKaigi 2018 後にも更新されていて、非常に便利です。

DRECOM のスポンサーセッション

Parallel and Thread-Safe Ruby at High-Speed with TruffleRuby

partial evaluation がすごかった。

JIT があると C 実装のメソッドを Ruby で書き直すと速くなることもあるんだろうか、 と思って見ていました。 (後の k0kubun さんのセッションでそういう話もありました。)

実装は大変そうだけど、中で自動でやってくれるのは良さそうでした。 prallel の共有オブジェクトとか int だけしか入ってない配列から他のオブジェクトを入れると Object 用の配列とか。

IRB Reboot: Modernize Implementation and Features

現状の trunk の irb のネストの認識がおかしくなるエッジケースの例:

case 5
when 3..
  puts(true)
else
  puts(false)
end

puts(true) の行で * になるのは行継続の意味なのでバグっている、 と発表中では言っていましたが、 when (3..) にしないと endless range にならなくて 3..puts(true) という range になるので、 正しかったようです。

The Method JIT Compiler for Ruby 2.6

MJIT の現状報告でした。

  • 質疑応答
    • Visual Studio 対応の話 → preview3 までには
    • 1個の so で 2M って多すぎ? → 詳細はあとで議論

LuaJIT as a Ruby backend.

How happy they became with H2O/mruby, and the future of HTTP

  • mruby で h2o の設定の話
  • 103 Early Hints と 425 Too Early

Afternoon Break

Three Ruby performance projects

TRICK 2018 (FINAL)

  • 警告網羅に挑戦すると面白いかも
  • 予約語並べ替えも頑張れば挑戦できそう

Closing

  • 1,017 Attendees = 千台
  • Next: Fukuoka, Apr 18th(thu)-20th(sat)

After Party

騒がしくて会話はしにくかったのですが、 面識のなかった人とも話せてよかったです。

途中から akr さんの話があったり、 nobu さんのライブコミットがあったりして楽しめました。

あの謎コミットで 本当に make commit がなおっているのか気になります。

Disqus Comments

Kazuhiro NISHIYAMA

Ruby のコミッターとかやってます。 フルスタックエンジニア(って何?)かもしれません。 About znzに主なアカウントをまとめました。

znz znz


Published