ある redmine の運用を止める前にリポジトリとの連携部分は止まってしまうのは仕方がないとして、 wiki やチケットなどは後からでも参照できるようにローカルにバックアップを残しておくことにしました。 その手順のメモです。

データベースのバックアップ

yaml_dbでMySQLからPostgreSQLに移行した話で使った yaml_db を使いました。

まず、 Gemfile.local をなければ作成して、以下の内容を追加します。

Gemfile.local:

gem 'yaml_db', github: 'jetthoughts/yaml_db'

そして RAILS_ENV=production bundle exec rake db:data:dumpdb/data.yml を作成します。

ローカル環境の作成

ローカルにも redmine 環境を作成します。

  1. redmine-2.5.2.tar.gz をダウンロードして展開
  2. config/database.yml.example を元に config/database.yml を作成 (今回はバックアップ環境なので sqlite3 を使用)
  3. Gemfile.local 作成
  4. plugins/ に使っていたプラグインをインストール (サーバーから rsync でコピーなど)
  5. プラグインの設定も必要に応じてコピー (config/wiki_external_filter.yml など)
  6. bundle install で gem のインストール
  7. RAILS_ENV=production bundle exec rake db:migrateRAILS_ENV=production bundle exec rake redmine:plugins:migrate でデータベース作成
  8. db/data.yml をコピーしてきて RAILS_ENV=production bundle exec rake db:data:load で読み込み (db:migrate していないとテーブル不足で読み込めない)
  9. files/ の添付ファイルをコピー (サーバーから rsync でコピーなど)
  10. config/configuration.ymlfavicon.ico などカスタマイズしているものがあれば必要に応じて設定やコピー
  11. bundle exec rake generate_secret_token で secret token を生成
  12. bundle exec rails server -e production で起動

ログインして今まで通り見えることを確認して終了です。

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Kazuhiro NISHIYAMA

Ruby のコミッターとかやってます。 フルスタックエンジニア(って何?)かもしれません。 About znzに主なアカウントをまとめました。

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