Vagrant CloudからWheezyを入れてみたで公開されているものを使ってみたので、 今回は Vagrant Cloud で日本語で日本向けの Box の公開も試してみました。

手順概要

  1. https://vagrantcloud.com/ にログイン
  2. Create Box で作成
  3. Create new version でバージョンを作成
  4. Create new provider でバージョンに対応する provider を作成
  5. 無料アカウントだと Upload は使えないようなので URL を指定
  6. バージョンの編集で Release すると公開

登録される情報

ユーザーアカウントに複数の Box が対応していて、 Box に複数のバージョンが対応していて、 バージョンに複数の provider (VirtualBox とか VMware とか) が対応している、 という構造になっているようです。

バージョンは Release するまでは公開されないようです。

古いバージョンは Revoke で破棄できるようなので、 box を置く URL を使い回すなら Revoke してから ファイルを置き換えて新しいバージョンを登録するのが 良さそうに思いました。

作成した box の packer テンプレート

packer-templates で公開しています。

使い方は

git clone https://github.com/znz/packer-templates
cd debian-7.6.0-amd64-ja_jp
packer build debian-7.6.0-amd64-ja_jp.json

debian-7.6.0-amd64-ja_jp_virtualbox.box が作成できます。 試した環境では1時間ぐらいかかりました。

使用方法

vagrant init znzj/debian-7.6.0-amd64-ja_jp のように vagrant init の引数に ユーザー名/BOX名 を指定して Vagrantfile を作成すると config.vm.box = "znzj/debian-7.6.0-amd64-ja_jp" と指定されていて vagrant up で自動ダウンロードされて使えます。

登録した URL の扱い

box は URL で登録したので、 https://vagrantcloud.com/znzj/debian-7.6.0-amd64-ja_jp/version/1/provider/virtualbox.box のように vagrantcloud.com の URL に見えるところからダウンロードしようとした時、 リダイレクトされて登録した URL からのダウンロードになるようです。

vagrantcloud 側でキャッシュなどをしてくれるわけではないようなので、 置き場所には注意する必要がありそうです。

今回は需要も多くなさそうで、 日本向けということで さくらのVPS に置いてみました。

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Kazuhiro NISHIYAMA

Ruby のコミッターとかやってます。 フルスタックエンジニア(って何?)かもしれません。 About znzに主なアカウントをまとめました。

znz znz


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